Principal column校長コラム

福岡校|待鳥 和海校長

最悪はいつでも最高になる。勇気があれば!

 もうかなり前に見た、あるテレビ番組が印象に残っています。内容は「失敗ではあるけれど、大成功を収めた南極探検物語」でした。隊長であるイギリス人探検家は、航海の途中で、船が流氷に囲まれ、最終的には沈没してしまい、当初の目的「人類初の南極大陸徒歩横断」は達成できませんでした。しかし、酷寒の厳しい状況下、一年半以上に及ぶ長期の漂流にも関わらず、彼は素晴らしいリーダーシップを発揮し、隊員の希望を失わせず、また、冷静的確な判断の下、一人の死者も出さず全隊員を生還させたことが大成功であると称賛されたのです。その番組内で「最悪はいつでも最高になる。勇気があれば!」という言葉との出会いがありました。(偉人等の言葉の引用か、隊長自身の言葉であるかについては、記憶が定かではありませんが。)

 「できない理由を探し、先に進むことを躊躇していた時」「根拠なく自分を過信し、何もしないまま大きな結果だけを望んでいた時」等を振り返ってみると、昔の私は、とにかく楽な道を選択しようとして、最後には、努力はせずに、何とかなるのではないか?という「タナボタ」を望むという、ただその時の楽な流れに身を任せるような消極的な生き方の時期がありました。幸いなことに私は、紆余曲折を経て、「幸(最高)、不幸(最悪)を決めるのは、気持ちの持ち方であり、自分自身が勇気を持って、第一歩を踏み出して初めて、周囲の状況は変わり始める。」との学びを得ました。勇気の出発点とは「自分を信じる勇気」であると思います。そして、幾多の失敗を経験する過程で頂いた素晴らしい方々との出会いを通して、「気持ち(覚悟)があれば、人は必ず変われる」ことを実感した次第です。

 また、過去の事実は変えられませんが、過去に対する思いは変えられます。たとえマイナス要素だとしても、「あの時期があったからこそ今の自分がある」と振り返ることができれば、その経験は自分にとって大きなプラス要素に変化していくのです。全ての自分を丸ごと受け止め、ありのままの自分と向き合うことが、自分の進むべき道の再確認と共に、立ちはだかる困難を打ち破る大きなエネルギーを生み出すことなると確信しています。

 今現在、希望進路実現に向けて奮闘努力中の学生諸君、決して諦めず、自分を信じる勇気を持って、全力で進んで下さい。必ず道は拓けます。そして、私も、皆さんの頑張る姿から元気をもらい、「チームヒューマン」の名の下に、一緒に進んで行くことを念願しています。

志を持ち、社会貢献できる人材を育成します。

福岡校

待鳥 和海 校長

福岡県立高等学校等に36年間勤務、福岡地区の柏陵高等学校を最後に退職。その後、不登校関係の訪問相談員等を経て、ヒューマンアカデミー福岡校校長に着任。全日制課程高等学校だけではなく、定時制課程、特別支援学校等の指導経験を学生指導に活かしている。