Principal column校長コラム

秋葉原校・柏校|菅井 博之校長

成長する業界に送り出す教育

変革の激しい世界の流れの中で、10年後には今ある仕事の半分はなくなってしまうという見通しもあります。ある仕事を目指していたら、数年後にはその仕事自体が必要とされなくなる、という可能性もあります。今後伸びる業界・仕事を知ることにより、学生の皆さんの就職の参考にもなります。就職に際し、成長する業界を知っておくことはとても重要です。
 これから伸びる業界・なくならない仕事にはどのような傾向があるのでしょうか。それぞれの特徴を以下で説明します。

AI・IT関係の仕事
自分で学習し発達していくことができるAIがこれからの社会で大きな存在となります。単純な労働に限らず、文章の作成、医師のように症状の診断をし、翻訳等にもAIが次々と導入されています。IT関係の仕事の需要も多くなります。日常の様々なものがインターネットに繋がり家電やスマートフォン、車等あらゆるもののIT化は更に進んでいきます。IT技術とそれを利用するために必要なシステムエンジニアの仕事は今後もニーズが高まっていく職種です。ビッグデータは多くの企業から注目され、購買履歴や顧客情報などを利用、マーケティングや商品開発、新規事業の開拓などに不可欠です。IT業界はまさに日本の産業を支えており、今後もますます成長をしていく業種です。最先端技術を駆使するために優秀なエンジニアやプログラマーは不可欠ですが、どの会社でも人手不足です。先端技術を身に付ければフリーランスとしても活躍出来るのが、エンジニアやプログラマーの利点です。
ゲームやアニメ、エンタメ業界の仕事
暇になると人が欲しがるのは娯楽です。休みが増えることにより、遊び、自由な時間の楽しみ方を考えます。日本は大人も含めゲームやアニメを楽しむ国であり、これらのコンテンツはなくならないでしょう。多くの人がスマホゲームを楽しみ、技術の進化でスマホとは思えない質の高いゲームもあり、日本に限らず需要は尽きません。音楽や映画もスマホで楽しめる時代です。人に楽しみを与えるゲーム・アニメ業界はすたれることなく、提供できる企業へのニーズは更に高まっています。
人間の感性が必要な仕事
小説家やマンガ家、デザインやコピーライティングなど広告・デザイン業界、音楽の作詞・作曲、俳優・声優等は人に訴えかけることを目的とする仕事です。AIが人間の感性を理解し、感情に訴えかけることはできません。人間の感性を必要とする仕事への需要は今後も更に見込まれ、これからも不可欠な職種です。
AIができない、人にしかできない仕事 
人対人の対応はAIではできません。たとえば人と人とのトラブルを解決する弁護士、悩みの解消を助けるカウンセラー、教師や保育士、マッサージやエステ、美容師、セラピストといった仕事については、AI時代がやってくるからこそ、これらの「人にしかできない仕事」はなくなることはないでしょう。日本はどんどん高齢化が進んでいます。年配の人ほど若さを維持するために美容にお金をかけるので、美容業界はこれからも更に伸びていくことが予想できます。

今後「伸びる業界・なくならない仕事」に従事するためには、専門的な知識や技術はもちろん必要ですが、日々意識して努力を重ねる事で誰もが実現できる可能性があります。自分の興味・関心や適性、自分の役割などについてじっくり考え、自分の意思で自分の進路を決定してほしいと思います。

企業と直結した総合学園ヒューマンアカデミーは、学生のニーズを踏まえた多くのカレジを設定し、「時代が求める教育のカタチ」を追求し、社会が求める人材の育成に努めます。
開校以来、つねに業界の最先端を意識した教育を実践し、ここで学ぶ人が「なりたい自分になる」ことができる学習環境の実現に注力しています。
企業が求める専門的な知識・スキル、人間力を身に付けることを目指し、総合学園ヒューマンアカデミーは皆さんをお待ちします。

業界企業と連携した最先端の専門力を身に付け、社会に貢献できる人材の育成をします。

秋葉原校・柏校

菅井 博之 校長

都立狛江高校校長を最後に退職、その後、日野高校教育相談を経てヒューマンアカデミー秋葉原校及び柏校の校長に着任。元全国高等学校教頭・副校長会副会長・総務部長・常任理事、元東京都高等学校体育連盟常任理事。