Principal column校長コラム

秋葉原校・柏校|菅井 博之校長

進路に迷う高校生へ 「やりたいことをみつけよう!」

 高校時代は成人になり社会人となるための最終準備期間であり、人生の中でも最大限の努力を集中して行える時代です。高校生の皆さんにとって大切なことは、自分の興味・関心や適性、自分の役割などについてじっくり考え、自分の意思で自分の進路を決定してほしいと思います。誰かが自分の進路を示してくれるとあてにせず、自分の進路は自分で積極的につかみとってほしいと願っています。

「企業がどのような人材を求めているか」(帝国データバンク2017)の調査結果によると、意欲的である49%、コミュニケーション能力が高い38.6%、素直である32.2%、まじめ・誠実な人柄である20.3%、明るい性格である19.1%、専門的なスキルを持っている15.6% との結果が出ています。
「企業が求めている人材」になる為にはどのような能力が必要でしょうか?
同じ業界や職種でも仕事内容によって異なりますが、企業が求める一般的な能力とは・・・
(1)行動力
職場においては場面ごとに自分で考え行動する事が求められます。仕事は与えられるのではなく、自ら進んで取り組み、やろうと思った事は即行動に移すようにしましょう。失敗を恐れず実行に移す事で、知識や経験を習得できます。
(2)積極性
積極性とは「私がやります」という物事に対する前向きな考え方です。誰かに言われなければ行動しない消極的な姿勢は自分の成長を妨げます。仕事に対して積極的な考えを持ち自分から進んで行う姿勢は、自らの業務に興味が湧き前向きになります。
(3)コミュニケーション力
仕事は常に人と人との関わりの中で成り立ち、社内の仲間・顧客・取引先など多くの人と接しなければなりません。時には苦手なタイプの人とのコミュニケーションも必要です。どんな相手、場面でも上手に対応できるコミュニケーション能力を身に付け、日頃からあいさつやお礼、明るい雰囲気作り等、心がけるように。
(4)協調性
仕事の場面においては何人かで協力してプロジェクトを進めます。業務が円滑に進む為には、社員同士のチームワークが大切です。他人の考え方を理解しお互いに助け合う事が求められます。報告・連絡・相談を意識しチームの一員としての行動を取りましょう。
(5)誠実さ
企業は、ただ単に学校の成績が優秀や資格を多く持っている人を求めているわけではありません。熱意ややる気が感じられて、あいさつや礼儀も身についており、素直で真面目な誠実さが求められます。資格や業務内容は会社に入ってからでも身に付ける事ができます。しかし、その為には自分・周りの人・仕事に対して誠実な人柄である事が必須です。

 これらの能力は、日々の努力で身に付けられる力です。専門的な知識や技術はもちろん必要ですが、日々意識して努力を重ねる事で、誰もが「求められる人材」に近づく可能性があります。不足部分を補う事で結果的に自分のスキル向上、可能性を拡大させます。自分の足りない部分や、今後必要になる部分をしっかりと把握しておく事が大切です。

 総合学園ヒューマンアカデミーは、『時代が求める教育のカタチ』を追求し、社会が求める人材の育成に努めます。開校以来、つねに業界の最先端を意識した教育を実践し、ここで学ぶ人が「なりたい自分になる」ことができる 学習環境の実現に注力しています。
 高校生の皆さん、企業が求める専門的な知識・スキル、人間力を身に付け、企業と直結した 総合学園ヒューマンアカデミーを選択肢としてぜひご検討ください。

業界企業と連携した最先端の専門力を身に付け、社会に貢献できる人材の育成をします。

秋葉原校・柏校

菅井 博之 校長

都立狛江高校校長を最後に退職、その後、日野高校教育相談を経てヒューマンアカデミー秋葉原校及び柏校の校長に着任。元全国高等学校教頭・副校長会副会長・総務部長・常任理事、元東京都高等学校体育連盟常任理事。