バトル漫画とは?
バトル漫画とはストーリー中でおきた問題を、格闘技や戦闘を通して解決していく漫画のことです。『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎)、『ドラゴンボール』(原作:鳥山明)、『北斗の拳』(原作:武論尊 作画:原哲夫)、『鋼の錬金術師』(原作:荒川弘)、『聖闘士星矢』(原作:車田正美)、『NARUTO-ナルト-』(原作:岸本斉史)など、大ヒット作品が多数あります。
バトル漫画の王道ストーリー
では、バトル漫画の王道ストーリーとはどういうものでしょうか。簡単にまとめると以下のような流れになります。
1、主人公の登場
2、問題の発生(主人公と敵が対立することが大切)
3、バトルによって敵を倒す
4、問題解決
基本的には、この4つの要素を踏まえていればバトル漫画を描くことができます。実際、『北斗の拳』や『鋼の錬金術師』などの第1話はこの流れでできています。もし評判が良くて長期連載になったとしても、基本的にはこの流れを繰り返していけば大丈夫でしょう。
バトル系の人気漫画に必要なこと:その1
ただしこの場合に、ほかに考えなければならないことが2つあります。ひとつ目は主人公の成長です。たとえば『ドラゴンボール』であれば、主人公の孫悟空よりも強いキャラクターが次々と現れます。悟空はその相手を倒すために修行をするわけですが、このように努力して強くなる過程が描かれているからこそ、読者は悟空に親しみを覚え、敵を倒した時に快感を得るのです。
バトル系の人気漫画に必要なこと:その2
2つ目は特殊能力や特殊設定です。先ほど例に出した『鋼の錬金術師』であれば、主人公のエドワードと弟のアルフォンスは、死んだ母親を人体練成によって生き返らせようとして失敗します。その結果、エドワードは右腕と左足を、アルフォンスは魂以外のすべてを失います。そして、失った肉体を取り戻すのに必要な「賢者の石」を手に入れる旅に出るのです。この場合、「錬金術」や「賢者の石」が特殊能力や特殊設定にあたります。こうした設定があることで、主人公に魅力を与えたり物語を引っ張ったりすることができるのです。
ただ戦えば良いというわけではない
バトル漫画というと、単純に「主人公が敵と戦う漫画」ととらえられがちです。もちろん、これも間違いではないのですが、バトルシーンばかりを描けば良いというわけでもありません。登場するキャラクターには必ず戦う理由や目的があり、これを邪魔したり、敵対したりするキャラクターが現れるから戦うのです。
つまり、バトル漫画の根底には人間ドラマがあるということです。描く時にはバトルシーンばかりに気をとられず「なぜ、主人公は必死になって戦うのか?」「主人公は、戦うことでなにを手に入れたいのか?」といった戦う動機や人間関係を、今まで世に出ている作品とかぶらないように熟考しましょう。
参考リンク
・ワンピース
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-872509-3&mode=1
・ドラゴンボール
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-851831-4&mode=1
・北斗の拳
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-617283-6&mode=1
・鋼の錬金術師
http://www.jp.square-enix.com/magazine/top/introduction/detail/9784757506206.html
・聖闘士星矢
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-617650-5&mode=1
・NARUTO-ナルト-
http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=4-08-872840-8&mode=1
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