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2019年10月04日（金）

こんにちは！
マンガカレッジ神戸校です★




本日１０月４日
神戸校２年生のゆととさんが作画を務めるデジタルマンガの連載が開始されます！！

「恋する男子に星を投げろ！」　
漫画：ゆとと／原作：春日すもも

ぜひ皆さん、ご覧ください




今日は連載記念として、
ゆととさんにスペシャルインタビュー

漫画家を目指している同世代の皆さんや
これから目指したいと思っている高校生中学生の皆さんに読んでもらえたら嬉しいです


写真はＮＧとの事だったので、ツイッターアイコン画像を貰いました
（クリックすると作品が見られます）



まずは連載開始にあたって喜びの一言を！
とても嬉しく思います。
周囲の方々に支えて頂いたおかげで掴めたチャンスだと思うので、
この幸運を次に生かせるように頑張りたいです


どんな部分を支えてもらったんですか？
クラスメイトにトーンや背景の作業を助けてもらったり、
家族に通学面で助けてもらって、そのおかげでここまで来れたと思います。


家は遠いんですか？
はい、片道３時間です。

えー！？往復６時間！？！？すごいですね！
はい


そんな中でなぜヒューマンに通おうと思ったんですか？？
正直、近かったからです。笑


えー！？笑
まぁ確かに兵庫県で漫画を学べる専門って限られてますもんね


ではでは、話を戻します！
作画だけ、というのは自分だけで漫画一本作るのと気持ち的な違いはありますか？
自分ひとりでは無く、原作者さんの存在があるので、話し合いをしたりはしていますね。
原作さんの意図に沿ったキャラ解釈ができているかは、悩んだりしています。
あと、小説と漫画だと描き方や表現方法が違うので、そこも難しいです
小説だと、字で「彼はこう思ったのでこういった行動をした」とかの説明ができるけど、
漫画はなるべくそういった部分を削っての表現が求められるんですね。
モノローグが多すぎると、それなら小説を読めばいいってなっちゃうので


そっかぁ。じゃあ文章からキャラの表情や立ち位置、
トーン、背景とかで表現しないといけないって事ですね！
そうですね、ここらへん腕の見せ所なので、
自分の技量でどこまで原作さんの作品を魅力的に出せるのかとか、
とにかく鍛えるしかないですね。


具体的に意識している事はありますか？
表情です
私、表情を描くのが特に得意で、
賞を頂いた別の作品も表情を褒めて頂いていたので、
表情だけで人の目を惹きつけられるような原稿を描ければいいなと思っています


なるほど。確かに顔が一番物いいますもんね。
そうなんですよー


でも、やりがいありそうですね！
よし！！ってなる事もありますか？
ありますね！いい絵が描けた時は自分で何回も見つめています。笑
あとは、背景や人工物が苦手なので、そこを得意って言えるようになりたいです





ちなみに、ヒューマンアカデミーの授業でどの授業が一番役に立っていますか？
原稿を見てもらう授業ですね
けちょんけちょんに言われたんですけど、
その経験がメンタルを強くしてくれています。
ギャグ漫画を描いて提出した事があるんですが、「何も面白くない。」と。
全ボツになりました
もう言われた時の心の痛みをずっと抱えながら原稿作業をしています。笑

でも、ここでガッツリきつい事を言ってもらえたおかげで、
今の仕事も折れずに頑張れていると思います



そこまでガッツリきつい事言われて、
正直、言われた時点で心折れなかったんですか？？
笑。
負けず嫌いな所があるので、目に物を見せてやる！って思ってました。笑

他に役に立っているのは、「映画を見るのがいいよ」って言われたことですかね
映画っていわば読み切りじゃないですか。
しかも２時間っていう中で、一つの物語の起承転結が入ってて、無駄な所がなくて
そこらへんを理解するために、いっぱい映画を見て自分の中にいろんな知識を
インプットする、っていうのを教えてもらったんです。
カメラワークの勉強にもなるんですよ。
緊迫している時はこういう風にカメラを動かしたらいいんだ、とか

さっき、片道３時間で通っているって言ったじゃないですか？
その通学時間に見ているんです



あ、そっか！！めちゃいい時間の使い方ですね！
どんな映画を見るんですか？
実は年間２００本くらい見ています
なので、いろいろ見るんですが、
ジャンル問わず人気の作品や時代を風靡した作品を見るようにはしていますね
やっぱり人気の作品には「理由」があるので、
それをゲットできるようによく観察しています


えー！！！年間２００本！！すごいですね！！
これ良かったな、って映画はありますか？
いろいろ映画みたんですけど、ドラ〇もんとか。笑
子供と見るアニメ映画が一番手堅いですね


へー！？どうしてですか？
子供が見るのでわかりやすいし、起承転結がはっきりしているし、
大人も見るので少し難しい部分、例えば問題提起もあったりで、
めちゃめちゃ丁寧に作り込まれているんです。
子供のアニメ映画全般、本当に丁寧です
大人が見るアニメ映画じゃなくて、
大人と子供両方が見る事が想定されている映画の作り込みがすごいですね



なるほど～。そうなると片道３時間も、すごくいい時間ですね。
話は戻りますが、連載している上で、何が大変ですか？
今、３話目のネームをほぼ完成させた所なんですが、
私、めちゃめちゃのんびりなんですよ
スケジュール管理とか苦手です。
前倒しで何かをするとか。
なので、スケジュール管理はこれからしっかりやらないと！って感じです


連載スタートしてると、落とせないですもんね。
ちなみに次の目標は何ですか？
直近では今年中に読み切り少女漫画を一本描きたいですね
あとは連載用にお気に入りの創作を仕上げていきたいです



ぜひ頑張ってください！
では最後に、マンガ家を目指す後輩たちへのメッセージをお願いします。
うーーーん、
勉強はしておいた方がいいですよ
他の創作物すべてが教科書
その教科書から、いかに自分の実力となるものを学習できるかが、
生き残るすべだと思っているので、そういった勉強が苦にならないように、
知識をインプットする練習はしておいた方がいいと思います。
いろんな所にネタはあって、前に新聞の記事から話のネタを思いついた事もあったので、
私自身も、積極的に自分から知識を集めていくようにしないとなーと思ってます。




ゆととさん、ありがとうございました！！！
インタビューの最中、
何回も「私には漫画以外生きていく道がないので」と言っていたゆととさん。
こういった努力や分析の部分が表情の描き方とかに活かされているのではないかと思いました

そんなゆととさんの連載を読めるのはコチラ★
ぜひ皆さん、覗いてみて下さい

恋する男子に星を投げろ！


そしてそして！！
今回の記事に収まりきらなかったゆとと先生インタビューその②を近々ＵＰします
現在の担当さんとの出会い
漫画以外生きていく道がないというゆとと先生が一度大学に進学した理由
描く楽しさについて
などなど☆

その②も乞ご期待