ヒューマンアカデミー 神戸校 校舎ブログの記事詳細

総合学園ヒューマンアカデミー神戸校では、5月20日(土)に

声優さんと事務所マネージャーさんによるトークショーが行われました！


今回お越しいただいたのは、

2017年の第11回声優アワードで新人男優賞を受賞！

『モブサイコ100』の影山茂夫役などでご活躍中の伊藤節生さんと

 

 

 

 

 

 

伊藤さんは実はヒューマンアカデミー札幌校の卒業生なんです！

ご存知でしたか？


今回はインタビュー形式で
声優目線と事務所目線の業界の話をお聞きしました！


(以下、伊藤さんは「伊」　辻川さんは「辻」と記載)


『伊藤さんが声優になろうと思った頃のお話を聞かせてください』


伊「僕は昔からアニメが好きで、高3の頃、進路を考えなくてはいけないときに、

ぱっ！と声優になろうと思いました。声優の学校に行きたい！というと、

父には反対されたのですが、母が昔やりたかったことができなかったようで、

説得してくれました。僕は札幌にいたので何か所か学校を見たのですが、

① ヒューマンアカデミー札幌校のスタジオが大きかったことと、

② ドラフトオーディション※1に魅力を感じたこと、そして

③ AOスクーリング※2で入学前に友達が作れるのがいいなと思い、

ヒューマンアカデミーに決めました！」


※1　ドラフトオーディションとは・・・
ヒューマンアカデミー独自のオーディションです。
学内選抜された人だけがオーディションを受けられるという仕組みではなく、
希望者全員がオーディションにチャレンジすることができます！
1月中旬から3月末までの2ヶ月以上をかけて開催され、90社を超えるプロダクションが参加します！

※2　 AOスクーリングとは・・・
入学前授業のことです。ＡＯ入試で合格した方が参加でき、将来の目標に向けて、
入学前に「基礎知識・技術習得」等の早期のスキル習得を目指します！
入学前に春から一緒に頑張る仲間に出会える場でもあります！


『学生時代はどんな感じでしたか？』


伊「入学当初は不安よりも夢に対する憧れやワクワクが大きかったです！

印象に残っている授業は、札幌校の担任の先生(現役舞台役者)の舞台表現の授業ですね！

学生のうちは毎日授業を受けられるので、とても幸せなことだと思います。

今思えばあのレッスンは、今の仕事のここに繋がったんだなあ、とか、

あのレッスンもっとしっかりやっとけばよかったなあ、と思うものもあります。

もっとしっかりやっとけばよかったなあと思うのは発声などの基礎ですね。

すべてのレッスンをもう一度受けなおしたいです(笑)

またヒューマンの2年間で同じ夢を持つ仲間ができたのも、とても良かったです。

今もお互いの現場の話や、趣味の話など繋がりがありますよ！」


『では、学生のうちにやっておいた方が良いことはありますか？』


伊「今のうちになんでもやってみてください！

学生さんは授業の好き嫌いが激しい人が多いように思います。

でも声優として仕事したことのない現状では何が必要な授業、体験かわからないですよね。

授業だけでなく、趣味なども、とにかくやってみてほしいです！

そうすれば話せる人も、話のタネも増える！

いろいろ動かないと、喋る仕事なのに、人と話す機会がなくなりますしね！」


ふむふむ…

参加者の皆さま、とっても真剣にメモを取っていらっしゃいます↓

 

 

 

『伊藤さんがAIR AGENCYのオーディションを受けられた時のお話を教えてください』

伊「とっても緊張しました！！原稿以外にも「これもやってくれる？」という

指示があって、本当に緊張しましたね」

辻「それはね、初見でどう表現するか見たかったんです。でもあの時は緊張してたね」

伊「そうですね(笑)。緊張に慣れ、緊張した身体でどうやったら声が出るか？等の

研究をしていった方が良いと思います。」

辻「緊張すると早口になったり、声が小さくなる人が多いので、

それを前もってわかっていたら、対策が打てると思いますよ。」

 

 

 

『AIR AGENCYのオーディションに何か特徴はありますか？』

辻「評価ポイントはいろいろありますが、大きな声が出せる人・滑舌が良い人・

やり過ぎなくらい表現しようとしている人はポイントが高いです。

仏頂面よりはにこやかな顔。小さな声よりも大きな声。猫背よりも姿勢の良い子。

そして基礎が出来ている人。オーディションは原稿を渡して数分後に開始なので、

初見に弱い人は厳しいかもしれません。

緊張しているから落とすということはなく、本来の姿が見たいので、

笑わせて本来の姿を取り戻してあげることもあります。」


『声優になるためのアドバイスをいただきたいです』

辻「今の若者は縦書きに慣れていない人が多いように思います。

原稿や台本はほとんど縦書きなので、縦書きに慣れておく必要があります。

練習材料として新聞を読むことをオススメします。

毎日文章が変わるし、漢字の読みも勉強できる！」

伊「僕は家で練習するときは口にタオル当ててやったり、あとはカラオケボックスに行きます。

カラオケに行く人は多くて、東京だとオーディション前に他の部屋から

同じセリフが聞こえてくることもあります(笑)」


なるほど…縦書きに慣れる練習はすぐに取り組めそうですね！


『伊藤さんは事務所所属してすぐの頃はどんな感じでしたか？』

伊「まずはマネージャーさんに覚えてもらうことが大事ですね！」

辻「アピール下手な若い人が多いですね。勇気いるけど、この殻は破るしかない！

大丈夫！死にやしない！(笑)」

伊「毎週ボイスサンプルを持って行ったりするのも良いけど、事務所に行って、

マネージャーさんと話しているうちに、自分の声を覚えてもらうことも大事だと思います。

日々の会話の為に、ネタを持っておく。そのためにも趣味は大切だと思います。

僕は事務所に顔を出す理由がほしくて、一人旅行に行って話のネタを作り、

お土産を持って行ったりもしました(笑)」


『これからの声優業界についてお話しいただきたいです』

辻「近年変わった点はコンテンツが増えて声優の仕事が増えたことですね！

一昔前はアプリゲームとかなかったですしね。

声優は多様な可能性を持っていると思っています。沢山の仕事に繋がる可能性を持っている。

もし声優として明確にやりたい仕事があるなら、どうやったらその仕事が

現実のものになるのかを考える必要があると思います。

たとえば歌を歌いたいなら、キャラソンが出そうな作品のメインの役を

狙っていく必要があったりとか・・・そういうことも考えられたらいいですね！」


なるほど…ありがとうございます！



次に行われたのは、質疑応答！！

質問ある人―！！　＼はい！！！／

 

 

 

ここぞとみなさん、たくさんの質問をされていらっしゃいました！

ここからはその質問と答えについて書きます！


Q1.自分の声が嫌いです。でも声優になりたいです。

伊「僕も自分の声が大嫌いです。でも、声優としてお仕事をすると、結果的に自分の声に

お金を払ってくれる人がいるんですよ。だから、慣れる努力をしました。

客観的に聞くためにボイスレコーダーで録音して聞いたりしていました。」


Q2.一番達成感のあった仕事は？

伊「達成感はないです。モブサイコ100も喪失感の方が大きかったですね。

達成感を感じた時点で完結していると思うんですよ。どんな仕事でも、

もっとこうしたら良かった・・・って思うことの方が多いですね。」


Q3.アフレコで一番気をつけるべきことはなんですか？

伊「他の方に迷惑をかけないことですね。ノイズが出ないように服装にも気をつけたり、

どのマイクに入るか考えたり・・・あとお腹がなることとかも気をつけないとダメです。

水を飲みすぎるとお腹がなりやすいので水はあまり飲まないようにしています。」

辻「シャカシャカ音が鳴る素材の服はNG。ノイズになります。

ジャラジャラと音の鳴るアクセサリー類も収録の時は皆さん外されてますね。」

 

 

 

Q4.これから声優業界でどんな人材が求められると思いますか？

辻「基本的には今と変わらない人材が求められると思います。

ナイスな芝居が出来て、基礎が出来てて、人当たりが良くて、気配りができて、

瞬発力があって、学習能力が高くて・・・」

伊「何でもできる人にはなかなかなれないですよね。

だから僕は何でも興味を持てる人になったらいいと思うんです。

今の声優業界って様々なことを求められます。

歌も、テレビも、雑誌も、ラジオも・・・だから、たとえば

ラジオのお仕事が来たら、やったことないから不安だな・・・ってのもあると思うけど、

それよりもよっしゃ、ラジオ聞いて勉強してみようって興味を持つことが大切だと思います。」


Q5.声優になるために今、どんなことをしたらいいですか？

辻「目についた活字はとりあえず声に出してみる。活字に慣れるために。

演技未経験の人は、呼吸とか発声とか独学でやると変な癖がついてしまう

可能性があるので今はやらなくて良いと思います。

癖がつくと治すのにも同じだけ時間がかかるから大変ですよ。

ただ、大きい声が出せることはとてもとても重要です。」

伊「僕は今日皆さんの話し方を聞いていて思ったのは、標準語に慣れることですね。

関西弁は個性だけど、標準語を話せたほうが良いと思います。

標準語に慣れるには全国区の番組を見たり、目上の人と話すことが練習になると思います。」


Q6.ヒューマンのドラフトオーディションのコツを教えてください

伊「僕はドラフトオーディションに惹かれてこの学校にしたのに、

ドラフトオーディションは受けてないんですよね」

辻「思い切ってやってほしいです。やりすぎなくらいがちょうど良い。

なんでかというと、ひっこめるのは簡単なんですよ。逆に足りない部分を補うのは難しいです。」

 

 

 

お二人には時間いっぱいまで、質問に答えていただきました！

伊藤さん、辻川さん、ありがとうございます！！



最後はみんなで記念撮影！

 

 

 

この日は参加者のみなさんにとって忘れられない大事な１日となりました。

AIR AGENCYの伊藤節生さん、辻川さん、本当にありがとうございました！




ヒューマンアカデミー神戸校では

体験授業、学校説明会を開催中です

声優の次回の体験授業は7/8(土)13:00～

『アフレコ体験』を実施します！

プロ講師に演技を見てもらうチャンス！　お友達との参加もOK







＼学校説明会で聞ける事／

声優、俳優、ﾏﾝｶﾞ、ｲﾗｽﾄ、ｹﾞｰﾑ、ﾍｱﾒｲｸ、ﾈｲﾙ、ﾃﾞｻﾞｲﾝ、

ﾎﾃﾙ、旅行関係のお仕事について！お仕事内容や、お給料、目指し方など！


ｶﾘｷｭﾗﾑ・資格・学費・特待生制度・学生寮・・・

お金関係のことや、住みやすい＆就職に有利な地域について！


この機会に是非参加してくださいね

みなさんのご参加お待ちしてまーす





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