パーソナルカラー検定
NPO日本パーソナルカラー協会は2001年に設立され、全国に拠点を置き「パーソナルカラーの普及促進、活用分野の拡大、社会的貢献」を目的として活動しています。
2003年度から、基本となる知識と技術の基準を提示し、その理解を理論的、実践的に深めることを目的として「色彩技能パーソナルカラー検定®」を実施しています。(®とは、登録商標のこと)
パーソナルカラーを学びたい方、パーソナルカラーアナリストを目指す方の登竜門として、またファッション・ヘア&メイク・ネイルをはじめ、各種デザイン・インテリア・エクステリア・店舗や商品ディスプレイ・フラワー・化粧品等生活空間の多岐にわたり、実践的に【色】を使いこなせる資格として、各方面から注目を集めている検定です。
さらに、「似合う/似合わない」にとどまらず、範囲の広い考え方として、現場で応用できる「色彩効果」を提唱しています。
「色彩効果」は、「なりたい自分を演出する色」としても使うことができます。
基本となる表色系として、マンセル表色系、PCCS表色系を採用しています。
参照するパーソナルカラーの分類法として、「フォーシーズン分類(春・夏・秋・冬)」の基本的な理解を求めます。
試験はモジュール制を採用。(モジュールとは、フランス語で「単位」のこと。)
モジュール1 ⇒ 初級
モジュール2 ⇒ 中級 合格後「パーソナルカラーアシスタントアドバイザー」の称号を付与
モジュール3 ⇒ 上級 合格後「パーソナルカラーアドバイザーR」の称号を付与
モジュール1 マークシート方式
・色彩理論の初級程度を理解していること
・色の特性を理論的に識別判断できること
・パーソナルカラーの基本的知識があること
・指定条件の色と配色を特定できること
モジュール2 マークシート方式
・モジュール1の範囲に加え、色彩基礎理論を理解していること
・パーソナルカラーに役立つ実践的な色を見分ける技術及び理論を理解していること
・指定された色に対し、色彩理論に基づいた特性を見分けられること
モジュール3 実技試験(一部記述式問題あり)少人数のグループ制
・モデルに対し、試験官が各2種類のテストカラーを用い、その変化を見き分ける試験
・モジュール2の内容に加え、実際の色の属性の見極めができること
■ファッションアドバイザー(ショップスタッフ・販売員)
■ビューティーアドバイザー(ショップスタッフ・販売員)
販売員のスキルとして、客観的な根拠に基づき、固有感情(属性の反応による色白効果、血色効果、小顔効果、つや出し効果など)を踏まえたアドバイスは、大変有効です。 理論に裏打ちされた販売員の言葉は、顧客の満足度を上げ、客観的な根拠を持ったアドバイスができる販売員へは、自分への自信を深めさせ、仕事の満足度を上げます。この相乗効果によって両者の間に生み出されるのが、信頼関係です。パーソナルカラーは、リピーター獲得への新たな施策となる可能性も、十分に秘めています。 商品説明におけるボキャブラリーが増すことで、売り上げアップに繋がります。
「色彩効果」を用いたカラーアドバイスは、理論に基づいているため、お客様からの信頼を得られ、クレームにならない色選びが可能です。
「お顔を色白に見せたいなら、この色が色白効果のある色です」と明確にアドバイスすることができます。
■ヘアメイクアップアーティスト
■ネイリスト
■ヘアスタイリスト
色が人の肌に与える効果(属性の反応による色白効果、血色効果、小顔効果、つや出し効果など)を踏まえたアドバイスは、お客様(クライアント・一般顧客など)の求めている色やデザインを正しく受けとることができ、それを形に表せます。(メイクの色・ネイルの色など)
また、フォーシーズン分類を学ぶことで、色の組み合わせを迷わず理論的に提案できます。
■商品企画など
色に関わる商品企画に必要なのは、流行、年代、性別、嗜好、地域性などの、表現感情に関するリサーチです。その結果を踏まえ、適切な色や配色を選択するには、色の基本的な心理効果である固有感情を用いることがとても有用です。一方、表現感情は、具体的な色へ変換し、企画として立案することもできます。
従来のパーソナルカラーは、感覚的で似合う色の理由が明確でないことがあるなど、色が顔に与える効果も不明瞭でした。色彩技能パーソナルカラー検定®では、パーソナルカラー理論を色彩学に基づいた「色の属性による効果」としてはじめて理論化しています。このパーソナルカラー理論は、特許を取得しています。
色の基礎理論部分を除いて、暗記する学習は少なく、実務上必要な「色の見分け」に重点を置いているため「実際に色を見分ける実力があるかどうか」を重視した試験である点が特徴です。
また、誰もが義務教育で学んだ『PCCS』と、日本やアメリカ産業界の基準として採用されているJISの『マンセル表色系』を「色を表示するものさし(表色系)」として学習することができます。これら2つの表色系は、色彩のプロ同士が話すとき使う共通語のようなもので、実務で大変役立ちます。
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