羽佐間圭介さんインタビュー

試行錯誤を繰り返し、イベントを作り上げていく。
どんなに苦労が多くても観客の笑顔で、すべてが報われる。

現在、こども番組の制作、コンサート、声優イベントのプロデュースを行っています。声優が無声映画に声を当てる、「声優口演」を毎年企画、昨年度は「東京国際映画祭」で口演を行いました。無声映画なので、声優にベースの脚本を軸にアドリブたっぷりに演じてもらう、1度限りのライブイベントです。チャップリン、小津安二郎などの名作を若い人からシニアまで幅広い年齢の方に見ていただくきっかけを作ることができ、喜ばしく思います。この取り組みは声優の仕事の「一つの可能性」としてこれからも続けていきます。

この業界を目指す人は、まず、自分自身の事を好きになってください。そして、長所をしっかりと把握して、2倍にも3倍にも伸ばしてほしい。前向きに自分自身をとらえられる人と一緒に、この業界の様々な可能性に挑戦していきたいですね。

羽佐間圭介さん
プロデューサー
株式会社ムーブマン・ムーブマン音楽出版株式会社で代表取締役、およびプロデューサーを兼任。また、一般社団法人日本声優事業者協議会では理事長を務めている。前職はレコード会社勤務であり、長く芸能業界に携わった経験を多方面で活かす。新人育成にも力を入れており、共同出資で運営されている名古屋声優演技養成所VOICE3の取締役でもある。