田代利之さんインタビュー

若手を育てることが人生のテーマ。夢を夢のまま終わらせないでください。

 現在は舞台監督や舞台美術の仕事をやりつつ、若手俳優の育成をしております。もともと大学時代に舞台美術を専攻していて、母校で16年ほど教鞭を執っていました。若い人を育てることは、私の人生のテーマでもあります。

役者やタレントの仕事はプロとアマチュアの境がなく、試験のように点数では計れないし、プロとしてやっていけるかどうかの基準が非常にあいまいです。それがオーディションだったりするんですけど、オーディションに落ちまくったからダメというわけでも、1回のオーディションに通ったからといってこの先は安泰というわけでもありません。そこを明確に評価することで、学生たちに職業として俳優や声優、タレントを選んだという〝自覚〞を芽生えさせ、将来「私は役者/タレントです」とキチンと言い切れるよう、指導していきたいと考えています。夢のある仕事ですが、苦労や克服しなければならないこともたくさんあります。どうか、好きなことを好きでい続ける努力を怠らないでください。

田代利之さん
舞台監督・美術
総合学園ヒューマンアカデミー顧問。俳優、声優、ナレーター、DJらが多数所属する俳協(東京俳優生活協同組合)の前理事長。また、一般社団法人声優事業社協議会の理事長も務めていた。俳優、声優の育成にも力を入れており、俳協演劇研究所、俳協ボイスアクターズスタジオの開設にも尽力していた。