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漫画制作 初級編 ?目の描き方?

  

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あなたが漫画に登場するキャラクターを描くときに、その感情がもっとも表に出ている部分はどこですか? この問いに対して「目」と答える人は多いと思います。目は口ほどに物を言うと言いますが、実際その通りで、目は感情表現の大きな部分を担っているのです。

目を描くときに覚えておきたいこと2つ

目の描き方に関してはまさに千差万別で、作家さんごとに多くの描写手法とこだわりがあります。それをひとつひとつレクチャーするわけにはいかないので、今回は「目と感情の関係」について解説していこうと思います。

目は喜怒哀楽を表現する

人間の感情は、顔全体の表情や身体全体のしぐさから掴むことができます。が、目単体だけでも十分に感情を表現できますし、ときには目だけで表情やしぐさ以上の表現ができることもあります。そのキャラクターが持つ感情によって大きく変化する目ですが、具体的にはどう変わっていくのかを、「目のカタチ」「瞳のカタチ」に注目して見ていきましょう。

・怒っているとき、敵意を抱いているとき

目が見開かれ、端がつり上がる
瞳がやや小さくなる(いわゆる「キレている」ときほど小さくなる)

・嬉しいとき、笑っているとき

目の下の部分(下まつげの部分)がつられるように上がる
瞳のハイライトが大きくなったり、増えたりする

・泣いているとき、悲しいとき

目の端がやや下がり、まぶたが少しだけ伏せられる
瞳が滲む(泣いているときのみ)

・驚いているとき

目が上下いっぱいに開く
瞳が小さくなる

例を挙げるときりがありませんが、こうして並べてみると、「感情によっていかに目が変わるのか」がわかると思います。キャラクターに感情表現をさせるときには、目の描写に十分な注意を払いましょう。

キャラクターの人間性は目に出る

目の「感情表現力」の大きさはお分かりいただけたかと思います。次は、その目の持ち主、キャラクターに着目してみましょう。
「おっとりした読書好きの女の子」が「怒ったときの目」
「男勝りでスポーツ万能な女の子」が「怒ったときの目」
この2つは同じ目でしょうか? もちろん違うはずです。当たり前の話だと思うかもしれませんが、そのキャラクターの性格・生き様・バックボーンによって、目は大きく変わってきます。目で感情表現をするときには、そのキャラクターがどんな人間なのかを必ず意識するようにしましょう。

目の描き方だけですべてが変わってしまう

漫画のキャラクターにも「目力(めぢから)」は要求されます。目でしっかり感情表現ができていないと、のっぺりとした空虚なキャラクターになってしまい、読者も感情移入してはくれないでしょう。目を描くときは、感情別の描き分け・キャラクターごとの描き分けを必ず行ってくださいね。

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